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防ごう!知っておきたい性病の知識

HIVに感染したらどうしよう!そんな鬼気迫る恐怖に苛まれながらも、男達はデリヘルに足を運びます。性病は怖いけど、それでもやっぱり女の子が好き!風俗通いがやめられない、それが悲しき男の性。

今回は風俗利用の際に頭をよぎるHIV感染、その中でもHIV感染不安という一種の脅迫観念についてスポットライトを当てていきたいと思います。

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HIVノイローゼって何?

実際は感染していないのに「感染したらどうしよう!」という行き場のない不安にさいなまれることはよくあります。これは性風俗店を利用する男性だけでなく、年齢、性別、性指向関係なく起こり得ることです。

HIV感染不安はHIVノイローゼとも呼ばれますが、過度な感染に対する不安や恐怖で日常生活に支障をきたしてしまうケースが度々見られます。

HIV=エイズ発症と勘違いしていたり、未だに死の病と認識されていることが多い為、感染することで人生が終わってしまう!どんどん膨らんでいく負のイメージで自身を追い込み、ノイローゼとなり心身に大きな不調を与えることがHIV感染不安です。

一種の思い込み、想像から生まれるこの症状は強迫神経症の一つであり、症状が特に強い場合は精神科、心療内科の受診が望まれます

性風俗利用者でも多い

当然のコトながらその強迫神経症に陥る男性は、デリヘルやソープなどの性風俗店を利用している方が多い傾向にあります。

なぜかというと感染の可能性を捨てきれない無防備な粘膜同士の接触、そして不特定多数の男性が利用しているからです。その為、HIVを含む性病感染リスクがステディな関係のセックスと比べて高くなります。

もちろんコンドームを付けていなくとも、1回の性行為で感染する可能性は0.1~1.0%程度と言われていますし、ソープ以外の性風俗店はそもそも本番行為ができないので、実質HIVに感染する可能性は至極低いのがリアル。

しかし挿入以外のプレイでも感染リスクは潜んでいるので、なにか身体に不調をきたす度に「自分はHIVに感染したに違いない!」と脳内変換してしまうことはよくあります。

実際は激しい思い込みですが、「性病感染が怖いのに性風俗店に来ている罪悪感」そして「意外に詳しい性病に関する知識」、これらが感染に対する不安に拍車をかけているのです。

感染不安と向き合う為にできること

結論から言うと、HIV感染不安から完全に逃げ切ることは非常に難しいです。一つのアプローチとして、医師や心理士からの専門的なアドバイス、治療を行うことは解決策の糸口になります。しかし感染症に対する不安は本人の性格に強く関係している為、ノイローゼを直すのではなく、共存していける強い心を養う!に方向転換したほうがいいでしょう。

前項でも述べたように感染症によるノイローゼに陥っている人は基本、医療人並みの感染症知識がある場合が少なくありません。しかし感染症にかかる、かからないの境界線ばかりの知識に長けている傾向があるので、まずは感染したとしても=死ではないこと。そしてカクテル療法の登場からエイズによる死亡率は低くなり、平均寿命を全うすることが可能になったことをしかりと認識すべきです。

日本でも陽性者の医療費を支え、自己負担を軽減する制度が整っている為、金銭的にも安心して治療に臨めます。

どうしても不安という場合は医療機関でのカウンセリング、または抗HIVを日常的に服用することで感染を防ぐPrEP療法を考慮に入れるべきです。

まずは自分の中にあるHIVは恐ろしい病気であるという根を刈り、慢性病として捉える努力、そして最初から最後までのコンドーム着用を徹底し、性風俗店の利用を少しづつ減らすことも念頭に入れるといいでしょう。

また自助団体やHIV感染に対するホットラインを利用することも、大きな手助けになることを付け加えておきましょう。

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