鼻が落ちる？梅毒の症状と感染経路

鼻が欠損する梅毒の怖さ

ここではまず梅毒という病気について解説していきます。この病気は昨今増加傾向がある留意しなければならない性病の一つです。

粘膜または皮膚に直接接触すること、つまりはその殆どが性的行為を通じて感染する性病として認識されており、梅毒トレポネーマと呼ばれる病原菌により感染します。

ヤマモモに似た赤い発疹であるバラ疹が見られることでその名前が付きましたが、過去にはその治療法が確立されず、皮膚や筋肉等にゴム腫と呼ばれる腫瘍が生じることがありました。

しばし語り草になる梅毒は鼻が落ちるという言葉は、骨が脆弱な鼻に腫瘍ができると鼻が欠損する場合があった為だと考えられています。

梅毒が持つ症状と感染経路について

性病の中でも梅毒は比較的重度の部類の感染症の一つです。前項でもサクッと触れていますが精液、膣分泌液や血液に含有する梅毒トレポネーマに接触すると感染する為、キスや患部に触れただけで感染する可能性もあります。

昨今男女問わず行われるようになったアナルセックスでの感染確率は高く、オプション等でアナルファックをする際には必ずコンドームを装着しなければなりません。

感染に気付きにくい点は他の性病と同様で、通常第一期、二期、そして三期に分かれた症状が現れます。

まず最初に粘膜部位にシコリが現れますが、自然に消滅する為、なかなか性病の知識がなければ気づかないケースが多いようです。

その後バラのような湿疹が身体全体に現れますが、実際その特徴的な兆候を見過ごしてしまうドクターも少なくないので、性病に強い医院での受診が望まれます。

実際神経などに大きな障害を引き起こす末期には、前述のゴム腫だけでなく様々な全身疾患に見舞われ最終的には死に至るのです。

感染初期〜中期には劇的な体調変化を感じづらい病気であり、コンドームを付けていれば100％防げる性病でないので、危惧しなければならない性病としての認識が必要になります。

梅毒に罹患するとHIVに感染しやすくなる？

梅毒はペニシリン系の抗生物質を服薬することで治癒可能なので、以前のような恐ろしき性病ではなくなりました。治療が終了すると抗体が残りますが、今後の感染を予防することはできないので、再度梅毒に感染する可能性があるということを誤認してはなりません。

またこの梅毒は感染した粘膜部位を損傷させることで、他の性病に罹患しやすくなるという恐ろしき側面も持っているのです。

一般的に複数の性病に感染することはよく知られていますが、梅毒によって傷つけられた粘膜はHIVに重複感染する可能性が非常に高いことでも知られます。

この他にもB型肝炎やクラミジアもHIVの重複感染率が高い性病ですが、実際HIVの感染者の20〜60％程度が他の性病を同時に罹患しており、その中でも梅毒はトップレベルで高い重複感染率です。

前述のように早期発見しづらい側面、そしてキスや皮膚接触等でも感染してしまう為、まず梅毒に感染したらHIV感染のリスクも疑う慎重さが必要になります。

コンドームが必ずしも最強の予防対策にならないからこそ、梅毒の症状や感染経路を頭に入れた上で風俗でのプレイを楽しんでいきましょう！